勝負脳の鍛え方/林成之

テニスでもプレゼンテーションでも本番になると緊張して思った通りのパフォーマンスが出せない自分をどうにかしたいと思い、本屋で平積みになっていたものを買いました。私がこの本を読んでいるとき、タイムリーに、林さんがテレビに出演されていてびっくり。

今までよく言われていたことを科学的に分析して説得力をパワーアップしています。特に目新しいことはありませんでしたが、普段から何事にも真剣に取り組もうと、再認識しました。空間認識能力云々の話は初耳で面白かったです。

  • すぐれたバッターほど脳を駆使してすぐれたイメージ記憶を自分のものにしている
    • 川上選手はボールが止まって見えると言った
    • うまく投げられた時のイメージを脳が記憶していて、それを再現させている。ココに投げようというイメージを早い段階から持ち、うまく投げられた時のイメージを研ぎ澄ますことが大切。
  • 脳外科医は、自分の体や患者の頭がどの方向に向いていても、どこに脳の重要な場所があるかわかる、空間認知能力が必要。イメージ記憶をつかって空間認知能力を鍛えている。
  • 本当に勝ったと言えるのは相手の長所を打ち砕いて勝ったときだけ。
  • 脳は本気になればとてつもない力を発揮する
  • 練習では出れも真似のできないレベルまで自分の技や戦略を磨くのだと考え、課題を1つ1つ解決していくことで勝負脳を鍛えることができる
  • 人間が行動を起こして目標を達成するまでの作業
    • 目的と目標を明確にする
    • 目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する
    • 目標を達成するまで実行を中止しない
  • 日本人は勝負を意識すると体が硬くなってしまうので、「勝つ」ことを目的にするのではなく、「勝ち方、勝つために求められる技や作戦」を目標時するという考え方もある。
  • 運動神経がよい人は、いろいろな神経群を空間認知能力と連動させることがうまい人のこと。「胸元へなげよう」と思うと体が自動的に調整するのは空間認知能力のおかげ。
  • ドーパミン神経群を鍛えれば体を意のままに操れる。そのためにはモジュレータ神経群を鍛えればよい。そのためには
    • 性格を明るくして常に前向きの思考をする
    • 何事にも気持ちをこめて行う
    • 何に対しても現況し、楽しむ気持ちをもつ
    • 感動と悔しさは生きているからこその宝物と考え、大切にする
    • 集中力を高める
    • 決断と実行を早くする