夜の銀座の資本論
夜の銀座の資本論―お金にモテる人になる! (中公新書ラクレ)
- 作者: 浅川夏樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 新書
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みちえちゃんのお薦め。銀座の高級クラブのママである夏川夏樹さんが書き綴った本。
チャンスとはそれに備えていたり準備している人のところにしか来ない、成功するためにはリスクをとる必要がある、お金は「使い方」が大切、25%の時間分割など、特に目新しい訳ではないけれども改めて意識する必要があることが書いてあり、参考になることが多かった。
- まず、つぶれそうもない、時価総額が大きい国際優良企業の株式や国債に投資して基本をつくり、それから、新興企業の株式やヘッジファンドなどの代替商品に目を向けるのがいい。
- ナンバーワンになり、その地位を維持するためには、「ヘルプ」や「黒服」にも気を使わなくてはいけない
- 資産を築く方は相手に文句や注文だけを伝えることはなく、相手のメリットになることも交換条件に用いて上手に提案し、交渉します。
- チャンスとは、それに備えていたり、準備している人のところにしか来ない★
- ホステスには、「売り上げ」と「ヘルプ」がある。「売り上げ」は担当するお客様が飲食代金を支払わなければ自分が期日内に全額をクラブに入金しなければならない。給料は代替お客様が支払った額の40%。収入を上げるためには、自腹になるかもしれないという「リスク」を負ってお客様に飲食代を支払ってもらわなければならない。「ヘルプ」は担当するお客様が少ないが、月4回の同伴というノルマがある。
- 担当者に権限を任せている会社はスピード経営ができる。
- 投資のプロは最初から「売り抜ける」ことを前提としている、つまり、出口戦略に長けている。
- 著者は、最小のリスクで最大の時間効率での運用をするために、勤労収入と金融収入との2本立てにしている。
- 「売り上げ」のホストとして働くために必要なこと
- 事業への投資は安定した金融利回りよりも高い利回りが期待できる。事業は金融投資に比べて自分の知識と努力によってリスクをコントロールし易い。
- お金は稼ぎ方よりも「使い方」が大事。
- 自分に用があるときだけすり寄ろうとする人物は、誰からも敬遠される。
- 金持ちは喧嘩をしない、合法的にビジネスをしようとする。リサーチコストをケチって法律に抵触するとかえって大きな負担が生じる。
- 25%は現在の仕事を頑張る、25%は現在の仕事の緊急時の対応のためにあけておく、25%は新しい知識を習得する、25%は次の仕事の仕込みをする。